不登校の理由を言わないのは、原因がわからないから?

どの積木を選ぶか迷う子ども

 

大事な子どもがある日学校に行けなくなってしまったら、親にとってはいきなり頭を殴られた衝撃。

当然、親は学校に行けない原因が気になりますよね。

 

ですが、原因がわからないって言うこと、結構あるってご存知でしたか?

そして、この原因がわからないお子さんが最近増えているのです。

 

一口に「わからない」と言っても、幼くて状況がよくわからない場合、本人が理由を言いたくない場合、一つ一つの原因が細かすぎて、積み上がってそうなった場合、エネルギーを使い果たし、今更考えてもわからない場合など様々。

すーママ
そして仮に原因を本人から聞けても、その答えが本当は違うかも知れないことをご存知ですか?

 

モジャ博士
お子さんに尋ねる場合はタイミングを選びますし、親として原因を考えるにあたっては、状況理解も重要。

 

実例を交えて、説明してみますね。

 

無気力になるまで頑張ったのが原因?Y君の場合

倒れそうな積木

 

運動も勉強もできる高校1年のY君。授業も積極的に発言し、先生からの印象も良くて、明るい子でした。

クラス委員も何度もしていて、友だちとも仲が良い。クラブも練習熱心で、中学校は皆勤。トップの成績というほどではないけれど、学年の誰もが知っている存在。

 

けれど、突然学校に行けなくなる日は突然やってきました。確かに、最初の日は風邪をひいていたのですが、風邪が治ってからも全くいける様子がありません。

良くなっても、学校に行かなくちゃとはならないのです。

 

それは、今まで自分を律することが、その学年の中で他の子よりもずっとできた子が、クラスの中で見本みたいな子だったのが、まるで空気の抜けた風船のように、歯止めがかからなくなったよう見えました。

Y君は学校に行けなくなるとどんどん自分を責めてしまったのでしょう。どこへも出かけられない、友だちとも会いたくない、ひたすら、ゲームに没頭する毎日。

 

ゲームもちゃんと自らコントロールできていた以前の姿が信じられない。何でうちの子が?ってお母さんのショックも並大抵ではありません。だってそうですよね。多分同じ学年のどの子よりも不登校から遠そうな子だったのですから。

 

その並々ならぬA君の努力の源は、親からの「勉強しなさい!」と言う言葉だったでしょうか?

いいえ、違いました。家庭環境は勉強しやすい家庭であったことは確かですが、Y君は親に言われたという理由だけで、頑張っていたと言う訳でもなさそう。

 

クラスの中で輝いている自分が、自分でも好きだったということ。でもそれって誰でもそうですよね。

クラスのみんなから、友だちから一目置かれたら気持ち良いです。それが子どもの時期に上手くいきすぎたからという理由だけでしょうか?

 

A君は2年間全く学校に行けなくなりましたが、大好きだった祖父が亡くなった後、通信制の高校に転校し、少しずつ通える様になり、大学も卒業、現在は社会人として働いています。

 

すーママ
Y君自身も原因はわかりませんが、ひとまわりもふたまわりも大きな人間になったY君に会えた私は、とても誇らしく感じましたよ。

 

細かい原因が積み重なってどの原因かわからないSさん

ドミノ倒し

 

中学2年のSさんの場合は、特に嫌いな科目もない、勉強の苦手科目はあるけれど、頑張ってもついていけないというほどではない。クラブもそこそこ頑張っているし、親友というほどではなくても、友だちだってかなりいました。

 

先生から見ると、注目しないといけないほど、落ちこぼれではないから、どこが上手くいっていないかわからないタイプ。

 

でも、学生生活をエンジョイしていたかと言えば、小さな嫌なことはあれこれあったようす。

約束を間違えたのは友なのに友だちから嫌味を言われた。プリントを配ったら、確認したのに後から足りないと言われた。忘れ物をして私だけ強く叱られた。せっかく珍しく良い点を取ったのに、横にいた子に「えー、まぐれ?」と言われたなど。

 

人間って、ちょっと嫌なことがあっても、その間に、良いことが混ざっていたら、立ち直れることって、ありますよね。

でもそんな些細なことであっても、嫌なことばかりが延々と続いたらどうでしょう。いつかボキッと折れて最悪の結果になってしまうことに。沢山ありすぎたSさんは行けなくなった理由を探す気もないそう。

 

Sさんが学校に行かなくなって随分して相談を受けたのですが、親は励まそうと思っって「気にしない方がいいよ」「そんな子より別の子と遊んだら良いじゃない」と声かけしてしまったそう。お母さんはとてもそのことを後悔されていました。

 

実は私も息子が学校に行けなくなった時、全く同じだったのですよね。

良かれと思ってあれこれ言わなくても良いことを言ってしまいました。

 

すーママ
だから間違えないでくださいね!余分なことは言わなくて良いんです。

 

基本的に、良くない事は、言う前に子どもはためらうもの。でも、それを思い切って話してくれた、そう思ったら、「話してくれてありがとう」って自然と思えますね。

 

モジャ博士
そして、自分の苦しさを話してくれた時こそ、「聞く」に集中しましょう!

 

学校に行けない原因を聞かれた時

どの積木にしようか迷う人

 

学校に行けない原因が「わからない」人は、答えた人数より本当はもっと多いのではないかと言われています。

 

人間って、「わからないけど、聞かれたから何か答えを言わないといけない」と思うことがありますよね。

テストで答えがわからなくても答えをとりあえず書いてみる、あれです。

 

不登校の場合、行けなくて申し訳ないと思っている場合が多い為、余計無意識に原因を探すことが多いそう。

だとするとその答えは正しいか見極める必要がある場合も。

 

モジャ博士
その場合に大切になってくるのが、子どもとの距離の近さ。子どもの状況が理解できる距離にいれば、その原因が全く的外れなら気づけますね。

 

まとめ

心象風景 木々

 

学校に行けなくなるのには、何か理由があるはずです。でも、それを本人が正しくわかるかといえば、必ずしもそうでもなさそう病気などの大きな理由のかげにもっと大切な原因が隠れていることもあります。

 

「わからない」以外の答えがあったとしても、それがもしかしたらその原因は正しくないこともあるということは知っておいたほうが良さそう。

もし子どもの答えが親の思っている原因とかけ離れているものであれば、他の原因の対策を取ることで、うまく解決するかも知れません。

 

そして、どんな場合でもお子さんの気持ちをわかろうとすることが大切。

苦しいことを話してくれたら、まずじっくり聞きましょう

 

モジャ博士
心の痛みがわかれば、話してくれてありがとう」って思いますね。

 

そして私のように間違わないでください。

すーママ
一生懸命な時ほど、良かれと思ってかける言葉に要注意!

 

 

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