不登校の高校生の原因には留年や進路が絡んでいる?

悩む高校生

 

高校生のお子さんが学校に行けない時、一番気になるのは、なんと言っても、これからの進路

これからうちの子はどうしたら良いの?とりあえずの選択はどうすれば良いの?と悩みますよね。

 

統計的に見れば、高校生の不登校を含めた長期欠席者は、40人のクラスに約1人(平成28年政府統計の児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査より)と、中学に比べて少ないです。でも高校は義務教育でないため、留年転校、中退があり、不登校の正確な人数の把握は難しくなっているから本当のところは分かりにくくなっているというのが現状でしょう。

 

モジャ博士
そう考えると、高校生の不登校の2大原因である人間関係勉強を踏まえた上で、留年・新しい受け入れ先・転校等に関して知っておいた方が良いのは明らか。

 

すーママ
他の方がどうやって乗り越えられてきたかどんな選択肢があるのか早速調べてみましょう。

 

高校生の不登校の原因〜人間関係〜

帰宅中の高校生

 

中学生の不登校の原因でも触れましたが、心の動きと、人間関係は、不登校に密接な関係をもたらしています。

 

他人の気持ちがもっと複雑にわかるようになり、状況も細やかに感じ取れるようになってくることは、精神的な発達の証。大人になる為に大切なこと。

一方、思春期の頃は心が敏感に反応し、他人の目が気になる、他の人から言われることが気になる、小さなことで落ち込むと、「なんで?」「どうして?」「恥ずかしい」「嫌だ」と心配や不安が脳裏にわきあがります。

 

ある程度経験を積むと、これは大したことではないとか、自分だけではないとわかるようになりますが、まだまだ経験も少ないので、息苦しさ、心の傷、不信感など様々になって現れます。

 

高校1年のSさんは2年になった時のクラス替えで仲良しと別のクラスになった為、友だちの輪の中に入れなくなり、学校に行けない日々が増えました。しかし、今まで特に仲良くはなかったけれど、クラブの友だちが誘い合うことで、新たな学年でも友だちの輪に入ることができる様になり、学校に再び元気に行けるように。

 

モジャ博士
このように、原因がはっきりしていて、人間関係の問題が解決した場合すんなりと元気に行ける場合も。

 

高校生の不登校の原因〜勉強、出席日数と留年〜

勉強

 

高校の勉強は中学からさらに難しくなります。先進国の中で高校の進学率が97%程度を保っている日本は珍しいという状況は不登校が増える一因とも。

そして、高校生の不登校が、中学生と違うところ、それは、ズバリ、義務教育かどうかという仕組による大きな違い。

 

高校は義務教育ではないので、進級や卒業のためには単位が必要。つまり、どの教科においても、3分の2以上の出席しなければ単位が取れないことに。

たとえ、それがあまり目立たない科目であっても、例えば全体が36時間とすると、全体の3分の1の時間である12時間欠席してしまうと自動的に単位を落とし、1科目であっても単位数が不足すれば留年に。

 

また、全日制高校の多くでは、学年ごとにとるべき単位が決まっています。だから、その単位を落としてしまうと、また1年間やり直して取ることが必須となってしまう。

選択履修科目の場合、3科目のうち2科目の単位を取得が必須という場合があります。この場合は3科目全部の単位を取得できなくても進級が可能。

 

中学生よりも高校生の方が、この様に、カリキュラムについての情報収集力、自己管理能力も求められているわけです。中学時代ですでに校則の厳しい圧迫感があるお子さんの場合には、さらに窮屈に感じることも。

出席日数については、一般に補講を受けても取り返すことが難しいようです。ただし、テストの欠点については、補講や宿題、提出物などで誠意と努力を見せることで学校側の配慮してくれることも多いよう。

 

では、保健室や別室登校はどうかと言えば、登校の練習にはなりますが、授業に出席して初めて出席となるので、保健室や別室登校は出席とはならないことが多いです。気になる場合は大切な事ですので、学校に問い合わせして確認を。

 

モジャ博士
この様に高校では、ただ勉強についていけないというストレスだけではなく、単位を取らなくてはならない、留年によるストレスがあり、留年を回避する為に転校を選択しても、そこに転校のストレスが生じることも。

 

高校の不登校原因と進路

考え込む高校生

 

高校で不登校になってしまったら、まず気になるのが留年です。
単位が少しでも不足してしまえば、留年になるから。

留年は友だちとの別れ、下の学年に混ざって勉強しなければならないという、思春期の子にとっては精神的に厳しい状況に。

 

親はその高校が良いと思えば思うほど留年してはどうだろうと思ってしまいます。もちろん、私自身もも不登校の母経験者ですから、我が子を思う気持ちは負けませんし、良い環境で勉強や学生生活を謳歌させたいと思いました。

 

ですが、主役をお忘れではありませんか?主役はあくまでもお子さん。

 

すーママ
もし、留年が辛いなら留年させるべきではありません。

 

今すでに悩みや苦悩を抱えておられるお子さんが、留年で更にストレスを抱えてしまったら、心の傷は増加し、更に深みにハマってしまいます。

とりあえず、偏差値が高い、有名な学校など良い条件だからしがみつけば良いという選択では、お子さんが後から、なんでこうなったのだろうと思う可能性が高まりそう。お子さんの本当の希望は何か話し合うチャンスと思って、じっくり取り組まれてください。

 

高校で別の高校に転校する場合、相談に乗ってくださる先生もいらっしゃると思います。けれど、高校の先生はその学校のことはよくご存知でも通信制や定時制の高校のことまでご存知ない、または、今のクラス運営で手一杯だということも。

カウンセリングや支援センターなどの力も借りれますし、その他情報収集は基本は自らでという気持ちで取り組めば、返って変なイライラも防げ、全日制の他にも単位制、通信制、定時制など幅広い選択肢にも気づけます。

 

すーママ
先入観にとらわれず、本当の選択を模索しましょう。

 

モジャ博士
通信制高校などは学校によってシステムも雰囲気も違いますから、お子さんが行けるなら必ずご一緒に見学がオススメ。

 

全日制の高校への転校を希望する場合は必要な注意点は3つ

  1. 編入試験に合格しないといけないということ。
  2. 生徒の定員数枠に余裕があること
  3. 転校後の学校で残り期間に必要な科目を取ることが可能であるということ。

 

まず、編入試験は、国語・数学・英語に面接プラスαの場合も。申し込み期間も限られている場合があります。

また、生徒数の定員いっぱいの学校ではそもそもそれ以上の生徒の受け入れが無理ですので、問い合わせが必要。

転校後前の学校で履修してきた単位以外を残りの期間で修めることができなければ、転校後高校卒業が不可となる為、出願が不可能に。

 

転校を決めるには決断が必要です。偏差値にこだわらなければ、編入できる学校は見つかりやすくなるかも知れませんが、多面的に総合して考えた方が良さそう。

 

すーママ
選ぶ時には本人の気持ちを優先して決めるのがベスト。

 

モジャ博士
通学がどうしてもしんどい場合は高卒認定試験も視野に入れて。本人の中で、自信を少しでも取り戻す工夫と積み重ねが、早い解決への糸口になります。

 

参考:不登校〜高校の留年の割合は?その後はどうすれば良い?

 

まとめ

心象風景 ハーブティー

 

高校の不登校の原因は、人間関係勉強の難しさ以外にも制度的状況がその状況を難しいものに。単位が取れないかもというストレス、留年のストレス、転校と決めてもどの学校を選ぶか、新しい環境のストレスと続きます。

しかし、良く考えると大人も皆ストレスの中で生きているのであって、お子さんは仮に過大なストレスに今さらされているとしても、それを上手く乗り越えれば、大きな自信となって、将来に役立つ砦に。

 

モジャ博士
だからこそ、楽そうだから、受験してせっかく入ったから等の安易な理由でなく、お子さん主役で一つ一つ決めること。親はあくまでもサポート

 

すーママ
時間はかかっても、自分で試行錯誤した、そういう実感がお子さんにあればトンネルからの出口も見つけやすいですよ。

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